QCサークル 2024年4月号(No.753)


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サークル(情報収集側)」の,双方に効果が期待されます。「発表側のサークル」は,自分たちの成果が水平展開され他サークルの問題解決や課題達成につながることで,モチベーションが向上します。「取り入れた側のサークル」は,職場の問題・課題の解決にヒントを得ることで悩みが解消され,活動をスムーズに進めることが可能となります。ただし事例を展開する際には,①正しい情報を共有すること,②展開時には,自職場に適用させるための調整や訓練をすること,③展開側(取入れ側)の対応意識を上げること,などにも注意が必要です。1.3推進者や推進事務局ができる仕組みやしかけを考える優良事例を自職場のサークルにいかにして取り入れるのか,自職場の改善をどのように社内展開させるのか,推進者・推進事務局の社内展開の工夫一つで,一つのサークルで留まっていた改善の成果を企業全体・日本の産業界に波及させ,発展させることも夢ではありません。そうした工夫について,事例を通して考えてみましょう。事例1.参加者の気づきを促進,大会参加報告書を工夫し上手に社内展開①社外QC大会に参加②発表に感動上司に発表を聴きに行ってこいって言われたけど会合で発言してもらうにはこんなやり方があったのか専門分野は違うけど対策に活かせるかもリーダー③要旨集にメモリーダー④参加報告勉強になるな〜要旨集にメモしておこう参加報告会とても勉強になりましたリーダー⑤質問どの発表が勉強になりましたか?上司え〜と自分たちの活動に真似できそうなところを教えてくださいリーダー⑥感動が共有できず社内展開が停滞事前に推進者に相談すればよかったメンバーリーダーリーダー24QCサークルNo.753


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