QCサークル 2020年9月号(No.710)


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ヤマトサトルサークルトヨタ自動車北海道㈱●所在地:北海道苫小牧市字勇払145-1●構成人員:男性8名●メンバー年齢:平均34歳●結成:2016年4月●テーマ歴:6件目●本テーマの会合回数:11回●1回の会合時間:60分(時間外)1.職場&サークル紹介私たちの会社は,北海道苫小牧市にありトヨタ北の生産拠点として,良品廉価なモノづくりをビジョンに掲げ,日々の生産活動に取り組んでいます。私たちの職場は,レクサスRXやカムリ,アルファードなどに搭載される6速オートマチックトランスミッションの組付ラインを担当しています。2.テーマ選定私たちが管轄しているケース,ハウジング洗浄工程では,部品を組み込んでいくための箱=ケース,組み込んだ部品が落ちないようにするふた=ハウジングを51秒に1台ずつ洗浄機へセットする作業を行っています。この作業は1日の持上げ重量が12tを超える重筋作業となっており,重筋作業対策として人の作業からロボット作業へ移管されました(図・1参照)。きつい作業から解放!の喜びも束の間,ロボット導入後から組付ラインの可動率が低下(図・2参照)。ロボットによる「ハンド真空圧異常」が原因で可動率を1.1%阻害していることが判明しました(図・3,4参照)。34QCサークルNo.710こんな事例です緊急性のあるテーマについて,現状把握を3現主義で細かく実践し,事実をデータで積み重ねることにより,ねらい所を定め,また科学的根拠を持って対策を立て,成果を上げた,施策実行型ストーリーとして大変わかりやすい事例です。データのとり方に工夫が見られ,専門部署の協力も得ながら進められている点も参考になります。ケース135kgハウジング98kg救世主(%)0図・1重筋作業のロボット化期間作成日作成者月~月佐々木月ロボット導入図・2組付ライン可動率推移(月)●第6173回QCサークル大会(北海道支部主催)からの推薦細かに現状把握を行い施策実行型QCストーリーで改善した事例ロボット異常撲滅による組付ライン可動率向上体験事例1


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