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2024年2月号11特集サークル活動は,楽しくなくちゃ続かない!テーマ選定のプレゼン大会が盛り上がる楽しさ!㈱アイシン安城工場「キングダムサークル」梅澤龍太さん事例2当社は,愛知県刈谷市を拠点に,自動車部品・エネルギー・住生活関連製品などを製造するグローバルサプライヤーです。私たちは,ガスと空気の化学反応から電気とお湯をつくるエネファームの製造を担当する13人がメンバーで,平均年齢28歳と若くて活動経験も浅いメンバーですが,「達成感を味わって成長!」をモットーに活動しています。梅澤さん図・1大いに盛り上がるプレゼン大会活動の楽しさ私たちの楽しさは,「活動テーマを決めるプレゼン大会」が盛り上がっていることです。メンバー各自が,日頃から改善したいと思っている困りごとを,サークル会合でプレゼンし,全員による意見交換と投票の結果から活動テーマが決まります(図・1参照)。拍手あり歓声あり,時には熱い議論もあって,ワイワイガヤガヤと大いに盛り上がっています。〈テーマ選定プレゼン大会のポイント〉•各自の困りごとを重点指向で1件に絞り込む•絞り込んだテーマ候補を全員が発表•問題の背景と選定理由を3分以内で説明•プレゼン全体についての意見交換(30分)•全員の投票で活動テーマを決定(図・2参照)選定されたテーマは,全員が問題を共有し納得のうえで活動を進めることができます。楽しさの背景と秘訣これまでのテーマ選定は,会合で各自の意見を聞いて,多数決で決めるという簡易な方法のため,問題の受止め方に差があり,活動のベクトルが一致しないことも多々ありました。そこで,全員がメンバーの困りごとをしっかり理解し,当事者意識と仲間意識を持って取り組むことを目的に,「プレゼン大会」を導入しました。図・2テーマ選定の投票用紙◎学びどころ集団行動の基本は,スタートラインで目標と方向性が一致していることです。少しでもズレがあると,全員が同時にゴールできません。この事例では,テーマを決める段階で,全員が問題を共有し活動の方向性を合わせるため,プレゼン方式で困りごとの詳細を理解する工夫がなされています。それが,活発な議論の場となって盛り上がり,活動の楽しさにつながっている点が参考になる取組みです。(構成萩原璃紗)