QCサークル 2023年11月号(No.748)


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図・4浸炭炉の現地調査浸炭炉・・・製品を処理する炉生成炉・・・浸炭炉に送る生成ガスを作る炉変色あり変色なし浸炭炉生成炉浸炭炉生成炉体験事例1LX-8が稼働で変色ありLX-8が停止で変色なし図・5不具合設備の稼働状況RC-8,LX-8が本当に関係しているのか検証を行い確証がとれたため,この2基について調査していきます。*学びどころ*RC-8とLX-8の関係性について気がつき,検証し確証をとっていますが,これは三現主義で製品,設備などを現地・現物で根気よく調査した賜物だと思います。目標設定目標設定として11月末までにRC-8変色品10件を撲滅することとしました。要因解析要因解析をしたところ,①導入管が長い,②触媒が劣化している,③芯管に穴が開いているの3つの要因が上がりました(図・6参照)。要因①の導入管が長いに対し,管理値を確認し実際に炉に入り自分たちの目で点検した結果,測定値は管理値内。しかし,図面だと導入管の先端がファンより上にあるのに対し全ゾーン先端が下であることがわかりました。この矛盾をほかの炉と比較することにしました。他の炉は,図面通りファンより上。しかし,2023年11月号33の変色見た目での後工程苦情熱処理品質問題なしサブアドバイザー脱脂不良原因…切削油の除去不足酸化原因…空気の侵入図・3熱処理での変色*学びどころ*現状把握で後工程の苦情に着目し,変色の共通要因を特定していますが,自工程の調査では気づきにくいことも,範囲を広げることにより明確になります。そんな時,「適当すぎるだろう!まじめにやれ!」としびれを切らしたリーダーから厳しい喝が入り,私たちは「このままではいけない」と一から徹底的に調べ直すことにしました。*学びどころ*今まで当たり前で気がつかなかったことに対し,サークルリーダーからの「喝」により目が覚め,思い込みからの脱却のきっかけになっており,サークル活動でのリーダーの役割を発揮しています。変色する際に共通していることは,高さ600㎜前後で毎回同じ個所が変色しており,変色個所を現地で浸炭炉に照らし合わせたところ,導入管が同じ位置にあり,変色部分の真上にくることがわかりました。しかし「なんで変色しない時があるのか」との疑問から「生成ガスの通り道だから,生成炉か」と考え,生成炉の稼働状況と変色の有無について調査しました(図・4参照)。RC-8で変色品が出る時は,必ず生成炉LX-8が稼働しており,LX-8が停止していれば変色しておらず,RC-8とLX-8の稼働が重なった時だけ変色することがわかりました(図・5参照)。RC-8では図・3のような変色が発生しており,怪しい所を手当たり次第に修理しましたが,再発を繰り返し真因にたどり着くことがありませんでした。浸炭炉上部導入管熱処理での変色は種類ですこの変色個所真上に導入管だとしても・・・何で変色しない時があるんだろうな?導入管は生成ガスの通り道…生成炉か!導入管を上から覗くと…・・・変色部分


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