QCサークル 2023年11月号(No.748)


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1.社外交流会の意義(効果)昨今,多様性が求められる社会環境において,リアルタイムに問題解決する力が求められていますが,自社の企業文化だけに馴染んだ人材では,なかなか対応しきれていないのが現実です。いろいろな環境下でいろいろな問題解決をする力が必要となり,想像力や発想力などの能力が強く求められています。その力は会社でいつも通り業務をこなすだけでは,新たな情報や解決に導くためのアイデアはなかなか生まれず,力量アップにはつながりません。そのような時は新たな人との出会い,いわゆる人脈づくりが重要となってきます。しかし,社内で新たに知り合いになるチャンスは少なく,ゆえに閉鎖的な状態になりがちです。そうした状態を打破するためには,自ら刺激を求めて社外の交流会に参加してみましょう。文字どおり,業種の違う人が集まり,お互い名刺を交換し,個人の人脈を広げ,会話をする中で新たな情報を入手し,アイデアを生むきっかけをつくることが可能となります。この「人脈づくり」が,人材育成の場となる可能性が大いにあり,社外交流会開催における大きな効果といえます。人脈づくり新たな情報の収集新たなアイデアの創出図・1社外交流会の効果社外交流会によって,人脈をつくることができ,その人脈づくりが,新たな情報の収集や新たなアイデアの創出に役立ちます(図・1参照)。このことについてもう少し掘り下げてみましょう。人がいろいろな考えを持っていると同様に,会社には,社風というものがあります。企業がその歴史の中で培ってきた文化や価値観です。同じ価値観を持つ会社の中での議論はもちろん大事ですが,違う文化や価値観を持つ人たちと話をすることは,それだけで大きな刺激となり,さらに違う文化や価値観に触れ合うことで,いわゆる“化学反応”を起こして新しい発想を生み出す可能性が高まるのです。同業種と交流会をすることも重要ですが,異業種と交流することでさらに大化けする可能性がありますので,ぜひトライしてみてください。また,社外交流会は特に若い年代にとってメリットしかないと言ってもよいでしょう。図・1に示す効果だけではなく,交流会では自分の紹介や自社の紹介などを行う場合があります。これはコミュニケーションやプレゼンテーションの練習として最高の場面となります。自分の話したことがうまく相手に伝わっているのか,なぜ伝わらなかったのかと考えることにより,自分の話の組立て方や話し方など課題が見えてきます。また,他社の人の話し方を聞くことも大いに勉強になります。24QCサークルNo.748


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