QCサークル 2022年12月号(No.737)


>> P.5

特集進化するQCサークル活動(小集団改善活動)DX推進増加働き方の変化社員の急激な顧客価値創造今日,企業・組織を取り巻く経営環境は大きく変化しています。このため,変化を的確にとらえ,顧客・社会のニーズと自組織の強み・弱みを踏まえた経営目標・戦略を定め,その実現に向けて仕事のやり方を変えていくことが求められています。このような中,QCサークル活動(小集団改善活動)も,従来の成功にこだわることなく,新たな形を模索し,進化させていく必要があります。e-QCC(進化したQCサークル活動,evolution-QCC)は,故米山高範QCサークル本部幹事長(元コニカミノルタ㈱代表取締役社長)によって2002年に提案され,『QCサークル』誌やQCサークルシンポジウム,QCサークル大会・研修会などを通じて展開がはかられました。様々な成功例を相互に学び合いモデル化することで,QCサークル活動の本質を変えないで,幅広い部門・職種,今までにない業種・規模の企業・組織で活用される活動に進化させることに挑戦してもらおうという運動でした。みなさんの職場でも,e-QCCという名前は聞いたことがなくても,様々な試みが行われてきたことと思います。今月の特集では,e-QCCの提唱から20年を迎えたことを踏まえて,QCサークル活動の進化について考えてみたいと思います。e-QCCがどんな活動だったのかを簡単に解説した後,長年活動を続けてきた3社から,経営環境にどんな変化があったのか,それに応じて活動をどう進化させてきたのか説明してもらいます。1.プロセス改善(コニカミノルタ流QCサークル)の進化に向けた取組み2.経営体質改善から変化対応力の向上,顧客価値創造への取組み3.工場のDX化に伴うQCサークル活動の進化また,今まで活動に取り組んでいなかった規模・業種の会社がQCサークル活動に取り組むのも一つの進化です。その意味で,ゼロから導入に取り組んだ経験についても説明してもらいます。4.小規模企業(組織)でもQCサークル活動最後に,従来のやり方を変える難しさは何か,どうやったら変われるのかについて,上記の事例をもとに小委員会のメンバーが座談会で話し合った内容を紹介したいと思います。何となく従来の活動では限界があると感じていても,今までうまくいっていた活動を変えるのは難しいと思います。そんなジレンマを抱えながらも,経営環境の変化に応じて新たな活動に挑戦している事例を学ぶことで,変える勇気を得ていただければと思います。(中條武志)関東編集小委員会12月号特集メンバー委員長/中條武志委員/石田太,大津渉,小林晃,野上真裕,深澤行雄2022年12月号9


<< | < | > | >>