>> P.13
とがわかり,2020年上期中(9月末まで)に「小型3号汚れ不良撲滅による係品質目標達成」に取り組むこととしました。*学びどころ*係目標を達成するため,自分たちの仕事の中から,「何をして貢献するのか」と,サークル目線に落とし込んでテーマを発掘しています。要因解析汚れ不良の発生場所を製品の部位別に評価したところ,図・4のようになり,手直しで対応できるもの,手直しできず廃棄が必要なものの両方において黒点汚れが顕著であることから,黒点汚れに絞って調査し対策を進めることとしました。体験事例1(枚)806040200DEF64黒点汚れ無色の汚れスス汚れその他32148372315132ABCDEF(枚)黒点汚れ無色の汚れ9421ABCD0E0F(a)手直し可能1002468DEF(b)廃棄必要ABCABC図・4品質不具合発生部位*学びどころ*発生している汚れを発生状況から分析し,汚れの特徴をとらえたうえで,黒点汚れに絞った重点指向の活動へと展開しています。また,黒点汚れの状態を顕微鏡で観察したところ,製品内部まで至っていない製品表面の汚れであることもわかり,発生源が表皮工程であることの推定を行うこともできました。2022年5月号37(%)0.50.40.30.20.100.440.39係方針(50%低減)0.19測定期:2019年3月〜2020年5月作成:大塚作成日:2020年5月12日19年上期19年下期20年上期(年)図・2小型3号ライン不良率推移現状把握〜目標設定不良原因を調査層別し,パレート図で評価したところ,汚れによる不良がもっとも多いことがわかりました(図・3参照)。出荷時の品質基準は,「汚れなきこと」ですので,小さな汚れも見逃すことはできません。(%)100806040002測定期:2020年2月〜2020年4月作成:大塚作成日:2020年5月12日211997その他破れ搬送異常キズ汚れ図・3小型3号廃棄不良内容146(台/3ヵ月)200150100500汚れ不良とは,天井意匠面に付着する品質不具合を指し,主に,黒点汚れ,無色汚れ,スス汚れの3つのモードに分類されます(表・1参照)。表・1汚れモードとその原因モード状態原因など黒点無色スス・油(グリス)・埃など・油(作動油)・水など・ヤニ(炉)私たちは,これらの汚れ不良を撲滅することで,係目標を達成することが可能であるこ
| < 
| 
>>
