QCサークル 2022年4月号(No.729)


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経験を参考にサークルの活性化をサポートする新人推進者㈱岡山村田製作所OneMetroサークル事例11.会社紹介当社では,セラミック原料やチップインダクタ,多層デバイス,メトロサークの製造を行っています。これらの製品は,スマートフォンや電子機器,自動車に使用されています。2.サークル紹介職場の繁忙期が続き,一旦QCサークル活動を休止していましたが,2年ぶりの活動再開を機に,「OneMetroサークル」が結成されました。活動休止中に中途入社した新人が半数以上を占めており,QCサークル活動を経験していないメンバーが多い中でのスタートとなりました。社屋3.新人推進者の誕生活動再開後の1期目は,勤続年数が10年以上で中堅社員の近藤がリーダーに立候補しました。新人が多いサークルでしたが,全員参加での活動を行い,サークルメンバーの力量アップにつなげました。1期目の活動が終わり,その活躍からリーダーだった近藤が推進者に指名されました。前期の活動実績に引けをとらない活動をしないと!」という気持ちが込み上がりました。近藤和人さん(写真左端)4.新人推進者の取組み紹介4-1.コロナ禍での活動推進2期目の活動開始後,新型コロナウイルスが蔓延し,感染防止対策として,黙食の徹底,会食の自粛など,コミュニケーションの場が減っていきました。さらにサークルの会合は15分の時間制限が設けられ,活動は暗礁に乗り上げました。会議室での会合も,感染防止対策として机にパーテーションを立て,飛沫予防を行いましたが,声も聞こえづらく,議論が白熱すると,無意識に近づいてしまうこともありました(図・1参照)。そこで,「立ちトーーク」机を発案。個人ごとに立ち机を用意し,立ち位置を決めることで,無意識に近づくことを防ぎました。しかし,感染防止のため立ち机間の距離を離して設置したところ,声が聞こえづらくなったため,参加者全員に無線インカムを用意して,議論を聞き取りやすくしました。また,「立ちトーーク」机を開かれた工程内に設置することで,3密回避になりました。立ち机にすることで,ダラダラと続けてしまう雰囲気もなくなりました。会合の会議室での会合声が聞こえづらい…白熱すると…無意識に近づいていく「立ちトーーク」机を発案!無線インカムも活用パーテーションの設置感染対策に配慮しつつ,メリハリのある会合が実現!図・1会合での新型コロナウイルス感染防止対策図・2「立ちトーーク」机の導入22QCサークルNo.729


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