QCサークル 2021年11月号(No.724)


>> P.10

事例1.環境変化による進化!“場所を選ばない”活動や推進コニカミノルタ㈱ピンクハートサークル林佳津子さん1.会社紹介当社は,創業事業であるカメラやフィルムのコア技術を活かし,オフィス事業を中心に展開している企業です。コニカミノルタ流QCサークル活動であるプロセス改善は,人財育成を目的とする現場力を主眼に置いています。実践しているサークルリーダーの林さんの話をもとに,紹介いたします。2.背景(1)環境変化における取組みを教えてください。写真中央がリーダーの林さんこのサークルの主業務がコニカミノルタグループ全体の防災推進ということもあり,つねに自然災害を意識しています。今回の環境変化もそうなのですが,自然災害は時を選ばず起こることから起きた時の対応力,事前準備が必要となります。林さんがリーダーを務め,QCサークル関東支部にて支部長賞金賞受賞テーマ「災害時における女性が抱える不安要素の軽減〜女性のための安心・安全を考える〜」は,まさに大きな環境変化が起きる前に,事前準備のために課題提起できたテーマでした。何が変わったか?というよりは,何をとらえて準備していたか?になります。「ピンク女性視点の防災というアグレッシブな取組みをするために,関西エリアにしかいない防災を担当している女性メンバーに声をかけ,サークルを結成しました。ハートサークル」は,グループ防災企画を担当している林さんが,(2)環境の変化によって新しく取り入れたことは何ですか。この段階で距離によるコミュニケーション障害が起き,サークル活動において重要な現場で現物を見て現実をとらえる三現主義も難儀を極めました(図・1参照)。この問題については,会合による意思疎通,意見交換ができない困難を,コロナ禍になる前にDX視点によるMicrosoftTeamsを使用した会議でいつでもつながる(会合できる)環境を整える工夫をしていました。Teams会議では,どうしても会話が進まないことがありますが,いつでもつながどうやって約500㎞図・1距離によるコミュニケーション障害26QCサークルNo.724


<< | < | > | >>