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運営・推進のページ2021年共通テーマニューノーマル時代のQCサークル活動事例編(その5)QCサークル関東支部次の○○○○に入る共通の言葉は何でしょう?○○○○飲み会,○○○○研修,○○○○会議,○○○○ワークおわかりですよね。答えは,「リモート」です。昨年からのコロナ禍により,否が応でも対応せざるを得なくなったものですね。出勤せずに自宅もしくは職場から離れた場所で仕事をするテレワークは何年も前から移行するように推奨されていましたが,コロナ禍によって広く活用されるようになりました。テレワークとリモートワーク,どちらも使われていますが,どちらが正解なのでしょうか?東京五輪2020に向けて,政府主導の取組み「テレワーク・デイズ(企業にテレワークの導入を呼びかける運動)」が行われたことにより,「テレワーク」という言葉が台頭してきたようです。さて,新型コロナウイルスのパンデミックにより私たちの生活は一転してしまいました。これまでの当たり前が当たり前でなくなってしまった2年間でした。そうはいっても,嘆いているだけでは前に進めません。皆が,知恵を出し合い,よりよくするにはどうしたらよいかを考えて実行しています。今月号は,コニカミノルタ㈱,航空自衛隊,QCサークル関東支部京浜地区の3つの事例を紹介します。事例1.コニカミノルタ㈱環境変化による進化!“場所を選ばない”活動や推進コニカミノルタグループ全体の防災推進を担当している部署でのサークル活動の紹介です。距離によるコミュニケーション障害を乗り越えています。重要なキーワードは「事前準備」だそうです。事例2.航空自衛隊第1回QCサークル大会運営奮闘記補給本部における第1回QCサークル大会を成功させるにはどうしたらよいかを検討し,早い段階から「リモート」による運営主体と定めました。初めてのことなので,様々な検証と改善を実施し,見事に大会を盛り上げています。事例3.QCサークル関東支部京浜地区ピンチをチャンスに,新たなチャレンジ地区活動ですので,いろいろな会社や組織が混在しています。そのような状況下でのコロナ禍による運営方法を紹介してくれています。活動のための「オンライン環境の整備」がポイントと思われます。これから先の世の中はどうなっているのでしょうか?「これまでのもの」と「新たなもの」との融合(よいところどり)になると思います。(須加尾政一)2021年11月号25