QCサークル 2021年7月号(No.720)


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運営・推進のページ全日本選抜QCサークル大会(小集団改善活動)オンライン方式の審査についてコロナ禍においてQCサークル活動に関して企業・組織やQCサークル支部・地区のみなさんは,本当に苦労されていることと思います。昨年の11月に実施された事務・販売・サービス〔含む医療・福祉〕部門全日本選抜QCサークル大会(小集団改善活動)はパシフィコ横浜の会場で,会場発表とオンラインのハイブリット方式で実施され,審査は会場で実施しました。そして今年1月の全日本選抜QCサークル大会(小集団改善活動)は新型コロナウイルスの影響でとうとう審査も含め完全オンライン方式での実施となりました。そうした中,QCサークル本部幹事として大会の審査を通じて個人的に気づいた点ついてご紹介させていただきます。全日本選抜QCサークル大会(小集団改善活動)の審査方法の主なポイントは次のとおりです。(1)事前実施項目1)事前提出された要旨原稿の読み込み2)①状況説明書②本部長推薦状③ワンポイントシートの確認3)審査員意見記入用紙の記入①運営の工夫,②個の成長と活動の継続性・発展性,③改善事例の内容と成果,④今後期待したい点,⑤発表の中で確認したいポイント(以前から実施しているが提出はしない)を事前に記入し,当日の審査に活かします。(2)発表当日の審査1)配分,発表での確認ポイントなど,思っていたよりスムーズに審査ができました。2)オンラインの映像・音声でも発表内容は理解できました。3)会場の盛り上がりや聴講者の反応が見えなかったことは,迫力に欠ける部分もあり,残念でした。(3)発表サークル,事務局のみなさんへのアドバイス1)ハード面映像品質・音声品質はできるだけ高品質にしてください。映像は動画などかなりクオリティが高くわかりやすかったですが,音声に関しては収録環境によりハウリングやバックの騒音などが入り,聞きづらいサークルもありました。審査の評価には影響していませんが事前の確認を強くお勧めします。2)ソフト面映像発表のリスクを考慮して,今まで以上に活動の成果や伝えたいポイントなどを資料や言葉として明確にし,当日の発表や事前提出の資料に追加するとみなさんが大変苦労をされて取り組まれた内容を審査にしっかりと反映できるようになると思います。(津田孝司)2021年7月号25


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