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この活動を誰よりも好きになること㈱タクミナ品質保証部植松 克行さん(1)推進の極意とはどのようなことだと思いますか。推進の極意とは,まずQCサークル活動の目的を自分なりに理解し,この活動を誰よりも楽しんで好きになること,また,その楽しさを伝えていくことが重要だと考えます。(2)そう実感したのはなぜですか。そのエピソードについてご紹介ください。私は入社後,新製品の開発部門や製造部門に所属していた頃は,もう1人の担当者と2人で作業する毎日で,集団で作業することが非常に少ない状態でした。そのような中で近くの製造部門と一緒に初めてQCサークル活動を行うこととなり,集団で一つのことに取り組んでいくのが非常に楽しかったことが,この活動を好きになるきっかけでした。(3)その経験は,その後あなたの推進活動にどのような影響を与えたでしょうか。その後,推進事務局となった頃は,社内の活動もマンネリ化で停滞していましたので,何とか活性化したいと考え,まずは自分自身が単にこの活動が好きで終わらないように研修会や発表大会に積極的に参加して勉強し,活動の目的や理念を理解することや手法などを習得して,少しずつ推進できるようになっていきました。また活動を活性化するためには,ベンチマークとするモデルサークルを育てていく必要もあると考えています。推進者がこのモデルサークルと一緒になって取り組むことで,自分自身やサークルのスキルアップにもなり,どんどん活動が活性化していくことを実感しました。サークルが初めて社外で発表したり,賞をいただいたりしたことは,推進者として取り組んできたことが間違いではなかったと実感しています。この活動はどのような職種にも当てはまり,個々の能力向上や職場活性化につながっていくよいしくみだと思います。この中で推進者として活動できるのは,非常に幸せだと感じています。活動する中では,うまくいかないことやマンネリ化することもありますが,この活動の目的を理解して,楽しく勉強と実践の活動を繰り返していけば,必ずうまく推進できると思います。それぞれサークルは違う。そのサークルに寄り添う㈱オーツカ西秋 幸之さん(1)推進の極意とはどのようなことだと思いますか。極意ですか?なかなか難しい質問ですね。私としては極意を極めているわけではないですが,「サークルに寄り添う」こと(会合時には参加することなど)で,サークルメンバーといかに前向きに向き合うかを重点に推進活動をしてきました。恰好なんて気にしない。サークル会合に参加することによりサークルの強み・弱みをつかみ,それぞれのサークルごとに「どう推進すればよいか」を考え,推進の仕方をサークルごとに変えてきました。24QCサークルNo.749