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載講連新QC七つ道具を学ぶ座大阪電気通信大学猪原正守第4回系統図法による手段発想1.はじめに前回までに,混とんとした状態で得られる言語データを用いて達成すべき「あるべき姿」や「ありたい姿」(目的・目標)を明らかにする親和図法,それらの実現に対する重要要因を明らかにする連関図法について説明してきました。ここでは,そこで明らかとなった問題点に対する解決手段を体系的に発想したり,要因を追究したりする系統図法について説明します。また,QCサークル活動においては,発想された手段の中から「上位方針との関係性」,「効果」,「実現性」,「経済性」,「副作用」などの多面的評価による最適手段を選定するために用いられるマトリックス図法も含めて説明したいと思います。2.系統図法とは系統図とは,私たちが達成したいと考える目的・目標の達成手段や,あるべき姿と現状の間にあるギャップ(問題)の解決手段を体系的に発想したり,あるいは問題に関する特性の要因を論理的に追究したりする時に用いる手法です。目的を達成するために手段が選ばれ,その手段を講じるためにさらに下位レベルの手段を必要とする場合,上位レベルの手段は下位レベルにとっては目的となり,図・1のようになります。目的手段目的手段目的図・1系統図の概念図手段目的手段48QCサークルNo.747