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載講連新QC七つ道具を学ぶ座大阪電気通信大学猪原正守第2回親和図法による問題の本質理解1.はじめに私たちの推進するQCサークル活動が「楽しく,わくわくしたものになる」か,それとも「やらされ感に満ちたものになる」かの分かれ道が「取り上げるテーマの選定である」ことに異論はないと思います。それでは,適切なテーマを選定するために,私たちは何をしているでしょうか。今月号では,この第1回会合における「テーマの選定」でなされる話し合いを効果的かつ効率的に行うのに役立つ「話しことばの言語データ化」と「言語データに基づく親和図の活用」を中心に話をしたいと思います。2.N7の紹介(1)課長によるサークル活動立上げ宣言ある会社では,「職場改善力の向上」という会社方針の中でサークル活動の推進が取り上げられ,推進主担当部門である人事部・人材育成課の岡田課長からQCサークルの推進要請が出されました。しかし,チームリーダーを拝命した梅野さんだけではなく,メンバーはサークル活動についてはまったく予備知識がありません。岡田課長は,「“日頃困っていること”や“こんな職場ならいいのに”といったことをテーマとして改善活動を推進してほしい」というのですが,チームの誰も岡田課長の言葉を理解できません。そこで,リーダーの梅野さんが「日頃思っていることを話し合ってみませんか」と提案。これには全員が賛成。早速,メンバーの思っていることを話し合うことになりました(図・1参照)。56QCサークルNo.745