>> P.5
特集事務系改善で使える改善手法のアレコレ～間接職場でもデータを使った品質改善は得意です～昨年末,IMF(国際通貨基金)から2021年度の世界各国のGDPが発表されました。日本は総量では世界第4位でしたが,一人当たりGDPでは27位でした。過去には一人当たりGDPでも上位であり,先進国内でもリーダー的存在でした。しかし今では27位と先進国でも下位に位置づけられています。日本の一人当たりGDPは1995年頃から約30年間ほとんど向上していません。日本でも昔と比べますと産業・労働環境が大きく変化してきています。今では労働人口の約6割が第3次産業(QCサークル活動においては事務・販売・サービス〔含む医療・福祉〕部門)で働く人たちとなっています。したがいまして,これから一人当たりGDPを向上させるにはこの分野での改革・改善を強く進める必要があります。今回の特集では,このJHS部門の活動を紹介します。既存のQC手法に自分たちで改良を加えたり,市販されているコンピュータソフトやアプリを活用することにより改善業務を進めている事例です。ぜひ一読いただき,進め方も含めJHS部門のQCサークル活動活性化のための参考にしていただきたいと思います。(大澤勝実)北陸編集小委員会6月号特集メンバー委員長/大澤勝実委員/片桐秀明,小杉和彦,田上隆幸,谷口倫代,端﨑紀世志,福居信昭,山口尚人,和田博道2023年6月号9
| < 
| 
> | 
>>
