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特集困難を乗り越えた活動運営の工夫~サークルに聞いた「困りごとから学んだこと」~新年あけましておめでとうございます。新型コロナウイルス感染症が騒がれてから,はや4年目に入ります。この間,いろいろなことがわかってきましたし,どんな風に行動したらよいかを少なからず学習し,乗り越えるための対応が続けられています。人類が目指すところは,将来も同じように継続しさらに進化すること(ウイルスも同じ?)。生き残るための手段は,多少のリスクを考慮しながらも,カット・アンド・トライ(試行錯誤)する勇気なのかも知れません。さてQCサークル活動(小集団改善活動)の世界に目を向けると,立ちはだかる困難を前に,知恵と工夫,そしてチームワークで乗り越えた事例が多くあります。サークルが置かれている状況には多少の違いがありますが,「うまくいかない」と諦めるのではなく,ほかのサークルが成し得た知恵を見習って自分たちに合った手段を見つけて試行錯誤することが,QCサークル活動そのものだともいえます。今年最初の特集は「困難を乗り越えた活動運営の工夫」と題して,“全日本選抜QCサークル大会”で発表された事例の中から活動運営の工夫を紹介します。またサークルリーダーやメンバーに直接質問を投げかけて,要旨集や発表だけでは語り尽くせない,運営のコツをお聞きしました。ぜひみなさんのサークル運営に役立ててください。グローリー㈱本社工場SMTサークル㈱岡山村田製作所OneMetroサークル◇事例1「全員参加・全員が主役」のサークルを目指して◇事例2「ピンチをチャンスに」変えた活動休止からの再活動◇事例3「聴き役」としてメンバー全員が味わえる達成感を求めて◇事例4メンバー間の壁を乗り越えた「コミュニケーション力」◇事例5メンバー一人ひとりを知り,それぞれが自ら行動できるようにトヨタ車体㈱いなべ工場R-ゼロサークルジヤトコ㈱八木・京都工場(現八木工場)アンパンマンサークル日産自動車㈱栃木工場ドア4サークル関東編集小委員会1月号特集メンバー委員長/山内高委員/石井英行,上家辰徳,久保田智広,小林晃(山内高)2023年1月号9