QCサークル 2022年11月号(No.736)


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事例1にこにこメーター100%をめざして!思いやりが育てたチームワークコーセーインダストリーズ㈱群馬工場nico*2サークル第51回全日本選抜QCサークル大会(小集団改善活動)QCサークル本部長賞金賞受賞(1)会社紹介・サークル紹介当社は化粧品の総合メーカーとして国内外で化粧品の製造・販売を行っている,㈱コーセーのグループ会社です。私たちは総務課に属し,女性7名で編成されており,「ワーク・ライフ・バランスの実現で充実した日々を送る」をモットーに活動しています。いつも明るく笑顔で活動したいとの想いを込めて「nico*2サークル」と命名しました。メンバーのみなさん(2)1期サークルの現状nico*2の前身は男女混合サークルで,輝かしい成果を残す先輩にたくさんのことを教わり,「いつか先輩と経験した大きな舞台に立てるような活動がしたい」と夢見ていた初代リーダー。生産部門が分社化され,総務課もこれまでとは違う業務が加わり大きく変化。初代リーダーが地区事務局を担当することになり,2代目リーダーを任命し4名でスタートしましたが,業務が増え職場はパンク状態。初代リーダーはノルマを達成するだけに最低限の一人活動を行います。「リーダー育成って何?」,「サークルって何?」新リーダーを育成できない自分に自問自答する毎日。忙しいから仕方がないと自分自身に言い聞かせるも,何も残らない,心も空っぽな状態でした。(3)2期3代目リーダーの想いテクニック情報共有人事異動により7名体制となり,前の部署でリーダーや外部大会出場の経験がある3代目リーダーで再スタート。業務はさらに忙しさを増し,旧メンバーは早くいろいろ教えたい。新メンバーは,早く戦力になりたいと思うがままならず。気がつけばいつしか見えない壁が…。状況を見た3代目リーダーは動き出します。「情報共有」,「ランチ会合」,「姉弟子マニュアル」,「思いやりの3要素」の展開で,職場の雰囲気を徐々に変え明るさを取り戻していきました。3代目リーダーの行動力と人とのつながりを大切にしたことは,サークル内に新しい風を吹き込み,リーダーの「何があっても活動を止めないスタイル」の想いがサークルメンバーにいつしか伝わっていきました(図・1参照)。図・1何があっても活動を止めないスタイルテクニックランチ会合テクニック思いやりの3要素テクニック姉弟子マニュアル止めないnicoBOX目配り心配り気配りレコーダー書記はぼく担当対絶(4)2期における改善事例1「入社管理業務の作業効率向上への取組み」ランチ会合での意見から「2代目リーダーの困りごとを解決しよう」で一致団結。新棟稼働24QCサークルNo.736


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