QCサークル 2022年3月号(No.728)


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運営・推進のページ2022年共通テーマQCサークル活動を推進しよう!第3回サークル会合の持ち方・発言・コミュニケーション運営・推進のページの小委員会委員長/須加尾政一委員/遊馬一幸,上家辰徳,木内正光,佐藤直人,志村嘉男1.はじめに今月号では,サークル会合の持ち方・発言・コミュニケーションについて,どう推進したらよいか考えてみましょう。QCサークル活動を進めていく中でサークルごとに会合を開き,お互いの意見やアイデアを確認しながら成果を求めていくことは大変重要なことです。「業務が多忙で会合が開けない」,「出張者が多く,なかなか集まれない」など,多くのみなさんが経験し悩んでいることではないでしょうか?また,せっかく会合を開いても,意見を言うメンバーはいつも同じ人,ほかのメンバーの意見を受け入れない人など,会合の中での意見交換や情報収集がうまくできなかったりしてはいませんか?会合でしっかりと意見交換でき,様々なアイデアがたくさん出てくるようなサークルは,日常の活動でもメンバーと協力し合いながら進められていると思います。QCサークル活動で成果を出すためには,2月号でもご紹介しましたがメンバーごとの役割分担をしっかり行い,会合の中で確認して次のステップにつなげていくことが,大変重要な流れの一つになります。そのためには会合を開催する際,日頃から積極的な発言が多く出るような雰囲気づくりや,職場内におけるメンバー同士のコミュニケーションがとても大切です。サークル会合の持ち方や進め方によっては,テーマ解決活動が停滞したりメンバーからの意見収集が難しくなったりした時は,どうしたら発言しやすい環境をつくることができるか考えてみましょう。また,コミュニケーション力が薄れることで,お互いの情報共有ができなくなったりすることもあります。コミュニケーション力の向上と,その必要性について解説し,活動事例も紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。2022年3月号23


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