QCサークル 2022年1月号(No.726)


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特集一年の計は元旦にあり〜今後の抱負を語る〜現状維持も不可能である」と皆に説明し,推進していきました。今まで発表会は集合形式で行ってきたのですが,Webでの発表会に切り替えて,院内で「集合」することを控えながら活動を進めました。しかし,毎年3ヵ所の大会で発表していたQCサークル全国大会(外部発表大会)ですが,2020年度は感染拡大が進んできていたためすべて辞退することとなりました。そして2021年,感染症との戦いは続いていましたが,「生産性のあることはできるだけ止めない」という方針のもと,6ヵ所の大会にエントリーすることを決定しました。残念ながら札幌大会は11月に開催延期となってしまいましたが,7月の京都大会から参加することができました。会場は,手指消毒の徹底,フェイスカバーやアルコールウェットティッシュの配布,座席間隔の拡大など感染対策に注意していることがうかがえました。このように感染状況を踏まえながら適宜中止したり,感染対策を徹底しながら開催したりすることが,各活動を進めるうえで大切であると改めて感じました。無事発表を終え,皆ほっとしましたが,まん延防止重点措置が出ていた京都でしたので,毎回行っている反省会を兼ねた全員での食事会は自粛することとしました。ホテルでは各人一部屋ずつ用意し,友人同士でも他人の部屋に入ることは禁止としました。同居していない方と会食することは,たとえ二人だけでも病院として地元でも自粛していました。しかし,みんなが楽しみにしている食事会です。ここでも新しい形を模索することにしました。事前に宿泊するホテルのルームサービスのメニューを入手し,各人にオーダーを決めてもらい,同じ時間にルームサービスが各部屋に届くようにホテルに交渉。そして,各部屋からWebを介しての反省会を行うことで「新しい形」を作ることができました。各自好きな飲み物を持ってWeb上で乾杯。自分がオーダーしたお料理の紹介から始まり,大会での発表の感想や,これからの活動などについて皆で話し合いました。Webによる京都大会反省会京都大会で記念撮影QCサークル活動についての抱負コロナ禍の中で様々な工夫をして,当院のQCサークル活動を続けてきました。しかし,当院のQCサークルメンバーのモチベーションの一つは,全病院大会で優秀な成績を収め,QCサークル全国大会に参加して各地のグルメを味わったり観光したりすることです。新しい形の参加方法を見い出しはしましたが,やはり,仲間と膝を突き合わせて苦労をねぎらい,これからの希望を語り合いたいと思います。その日が来るまで我々医療従事者も頑張ります。2022年は,コロナ禍により発達した様々な技術を活かした業務改善の成果がサークル活動でも出てくると思います。それに加え,感染対策をしっかり行いながら,人と人とのつながりを復活させ,さらに医療が「体も心も救う」ことを実践できるような改善活動も推進していかなければならないと思っています。(宮本朋幸)2022年1月号11


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