QCサークル 2021年10月号(No.723)


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コロナ禍のピンチを職場改善のチャンスに!2020年に発したコロナ禍で,人流(移動)を抑制し,ソーシャルディスタンスを確保するために,在宅勤務によるテレワークを余儀なくされています。その影響で,QCサークル活動を縮小したり休止しているケースも見られますが,一方では情報通信技術を活用して活動を継続しているサークルも少なくありません。平時の活動で行われていた,会合での意見交換やコミュニケーション・三現主義に基づく調査と確認・資料作成とまとめ・活動報告や発表,教育・訓練,といったステージをデジタル通信技術を使って,会話や画像などのやり取りをリアルに実現しているのです。このような,ハードウエア(Web会議,電子メール,LINEなど)の使い方や工夫については,前号までのページで紹介しているとおりです。そのうえで,サークルのみなさんが,コロナ禍において,どのようなテーマに取り組み,どのような対策を考え,どのような成果を上げているのだろうか?という,「コロナ対応に特化した改善活動」についても気になるところです。社会的な要望や制約を受けて,経営環境(市場・収支・顧客・情報など)や職場環境(仲間・仕事・時間など)が変化する中で,サークルとして何ができるのか,何をすべきかを考え,前向きに取り組んでいる姿に勇気づけられることと思います。そこで今回は,“コロナ禍のピンチを職場改善のチャンスに”と題して,様々な状況を与えられたテーマととらえて,効果的な改善につなげている事例を紹介します。数多く寄せられた中から6事例について,「テーマ選定の背景,対策の内容,得られた成果」にポイントを絞って記載しています。事例1.在宅勤務中のCADのトラブルに対処しよう(㈱MaxWise)事例2.備えよう,全員リモートワーク体制に(特許業務法人オンダ国際特許事務所)事例3.ルーティン業務を効率化してコロナ感染防止に対応(㈱シンテックホズミ)事例4.新型コロナウイルスから役員を守ろう(愛知製鋼㈱)事例5.少人数の分散会合を「個人意見シート」で補完(㈱アイシン)事例6.サークル会合の方法を改善して3密を回避(㈱デンソー)読者のみなさんも,きっと同じような環境下にあるのではないでしょうか。対策の横展開や改善への気づき,そして「学びどころ」とした点など,参考になれば幸いです。(鈴井正巳)2021年10月号25運営・推進のページ2021年共通テーマニューノーマル時代のQCサークル活動事例編(その4)QCサークル東海支部


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