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載講連QC検定3級受検傾向と対策座~絶対合格するための12講~連載講座「QC検定3級受検傾向と対策~絶対合格するための12講~」小委員会メンバー委員長:須加尾政一委員:遊馬一幸,大津渉,久保田智広,鈴木秀男,福丸典芳第8講ヒストグラムと工程能力指数8月号は,「ヒストグラムと工程能力指数」について勉強していきます。表・1に2015年に品質管理検定レベル表が改定された後の第20回から第30回(2020年9月)までの出題傾向をまとめました(第29回はコロナ禍の影響により実施されず)。表・1からわかるように「ヒストグラムと工程能力指数」に関しては,どちらか,あるいは,両方がほぼ出題されています。そして,出題のレベルは「その内容を実務で運用できるレベル」となっています。具体的には,ヒストグラムの見方,ヒストグラムと規格の関係の見方・解釈,工程)の計算,工程能力指数と規格外れ能力指数の定義・考え方・解釈,工程能力指数(の割合(確率)の関係,工程能力指数の応用(改善するための標準偏差や平均値の計算など),ヒストグラムと工程能力指数の関係になります。特に,ヒストグラムについては,単独の問題だけでなく,層別の考え方や工程能力指数との組合せの出題が見られます。なお,本稿では問題とその解説を行いますので,詳しい説明は『QCサークル』誌QC検定連載講座を参考にしてください(2017年7月号,2019年3月号,2019年7月号)。,表・1QC検定3級における「ヒストグラムと工程能力指数」での出題傾向20回21回22回23回24回25回26回27回28回30回〇〇〇〇◎◎〇◎◎◎◎◎◎◎◎〇〇〇:言葉もしくは内容◎:計算問題ヒストグラムの見方(形,規格との関係,層別など)工程能力および工程能力指数()の定義・考え方・Cp解釈および計算Cpk,工程能力指数と規格外れの割合(確率)の関係Cp)を改工程能力指数(善するための標準偏差や平均値の計算などCpk,ヒストグラムと工程能力指数の関係52サークル21