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第1講データの取り方とまとめ方1月号では,手法編の「データの取り方とまとめ方」についてマスターしましょう。毎回のように出題される範囲ですので,完璧を目指しましょう。「データの取り方とまとめ方」の中での出題傾向を表・1に示します。2015年に品質管理検定レベル表が改定された後の第20回から直近の第30回(2020年9月)までの出題傾向をまとめました(第29回はコロナ禍の影響により実施されず)。出題頻度が高いものとそうでないものがあります。出題頻度の高い順に並べると,①基本統計量とグラフ②サンプリングと誤差③母集団とサンプル④データの種類⑤データの変換特に「基本統計量とグラフ」においては,中心位置を推測する平均値,中央値,のみならず,ばらつき度合いを推測するための統計量である範囲を熟知し,計算できるようにしておくことが必要です。かなり高い確率で出題されます。や標準偏差を正しく求めるまでの手順「サンプリングと誤差」ならび「母集団とサンプル」は,基本をしっかり押さえておきましょう。「データの種類」については,今回は割愛しています。これまでの『QCサークル』誌の中の連載講座で確認しておいてください(2017年4月号,2018年7月号,2019年1月号)。「データの変換」については,出題頻度は多くないものの,知らないと混乱してしまう可能性がありますので,取り上げることにしました。表・1QC検定3級における「データの取り方とまとめ方」での出題傾向・データの種類・データの変換・母集団とサンプル・サンプリングと誤差・基本統計量とグラフ20回21回22回〇〇〇◎〇〇◎23回24回25回26回◎28回30回27回〇◎◎〇◎◎〇:言葉もしくは内容◎:計算問題◎◎データの取り方とまとめ方に関する次の文章において,内に入るもっとも適切なものを下欄のそれぞれの選択肢からひとつ選び,その記号を解答欄にマークせよ。ただし,各選択肢を複数回用いることはない。【問1】①考察の対象となる特性をもつすべてのものの集団をに関から標本を取り出す。この標本を取り出す行為をという。(1)(1)する情報を得るために(1)(2)という。54サークル1