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QP(きゅーぴー)活動の紹介-小集団活動支援の取組み-事例1㈱出雲村田製作所当社は,島根県出雲市にあり,コンデンサ市場で主流を占める積層セラミックコンデンサの開発・製造を行っています。1.小集団活動(QCサークル活動)の取組み状況当社では,新入社員から小集団活動リーダーまで活動に関わる社員に「いろは」としてQC教育や情報共有などの活動支援を行っており,その取組み内容を紹介します。1986年から小集団活動を開始しており,2019年時点で,総サークル数は300弱の規模となっています。小集団活動発表会には,協力会社も参加しており,2014年からは“小集団活動委員会”を発足して活動しています。小集団活動委員会は,以前からの製造部門単位での活動に加えて,各製造部門の活動内容を社内で共有することで,小集団活動の活性化につながるような支援活動をしています。また,社内外の小集団活動のサークル発表会に積極的に参加しています(図・1参照)。代表取締役社長製造部長小集団活動責任者小集団活動推進委員小集団活動リーダーメンバー出雲村田製作所小集団活動事務局製造部小集団活動事務局出雲村田製作所小集団活動委員会(側面支援)•QP活動メンバー•IE機能メンバー定期的に会合を実施アドバイザー(専門スタッフ)小集団活動リーダーメンバーアドバイザー(専門スタッフ)小集団活動推進委員小集団活動リーダーメンバーアドバイザー(専門スタッフ)図・1㈱出雲村田製作所の小集団活動体制2.QP活動についてQP(QualityProject)活動は,製造現場の小集団活動活性化を目的とする組織です。当社の有志による社員相互教育活動で,ムラタグループ内では,ほかにない独自の活動です。2008年に事務局を立ち上げて,現在,製造部門をはじめとする社内の様々な部署から約50名のメンバーが参加しています。QP活動メンバーは,社内公募と上司推薦によって参加しており,毎年数名の新人が仲間に加わります。活動方針として,社内の全製造部門にまたがった組織横断的な活動によって,製造現場を活性化させることと,社員の人財育成を目指しています。また,QP活動のメンバー自身が,活動を通して成長できるような人財育成もねらっています。10QCサークルNo.705