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POWER-Meサークル㈱エイコク本社工場●所在地:岐阜県高山市国府町金桶45番地6●構成人員:6名●メンバー年齢:平均39歳●結成:2015年9月●テーマ歴:6件目●本テーマの会合回数:20回●1回の会合時間:30分(時間内)1.職場・サークル紹介私たちが勤める会社は岐阜県高山市の本社工場と富山工場があり,主力製品は電気機器,設備に使われる交流から直流に変換する電源ユニットです(図・1参照)。図・1会社紹介私たちのサークルは,本社工場の生産部門に所属しています。今回,メンバー変更があり,2名の新人が入ることでベテラン3名,新人3名の体制になりました。そのため,ベテランが新人に教える形で改善活動を進めました。2.テーマの選定新人のスキルアップも考え,意見の出やすいテーマを選出するために,メンバーのこれ32QCサークルNo.693こんな事例ですサークルメンバーのベテランと新人で能力に差があるため,全員の経験があって理解できる生産ラインの困りごとをテーマに選びました。活動を通じて問題を解決するとともに,サークルのレベルアップと個人の成長にも大きな成果を上げた事例です。までの業務経験を評価した結果,全員が経験のある生産ラインからテーマを絞り込むことにしました(図・2参照)。〇:人に聞かなくても作業できる△:過去に経験がある×:経験がない向畑阪上菅沼大下大西野川資材自動機ライン特殊Me×〇〇〇〇××〇〇〇××〇〇〇△×△〇△ベテラン××△△△××〇×△新人図・2サークルメンバーの業務経験各ラインの不良発生台数を調査したところ,部品取付不良の多いU4ラインを対象に,生産量,手直し数を部品ごとにパレート分析した結果,「PBA30FSS101傾きの低減」をテーマに選定しました。部品手直しの現状を調査する際には,基板をコピーして簡単なチェックシートを作成,現物を見ながら発生箇所・●第6026回QCサークル大会(東海支部岐阜地区主催)からの推薦小規模組織で新人を巻き込み教育しながら改善した事例PBA30FSS101傾きの低減体験事例1