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●第6286回QCサークル大会(近畿支部兵庫地区)からの推薦●体験事例1学生が地域貢献にQCサークルを活用して効果を上げた事例髙田家の正月休みを守れ!!~レンコン出荷作業の改善~アイガモ戦士隊サークル組み,たかた菜園のみなさんにご協力をいただきました。姫路獨協大学●所在地:兵庫県姫路市上大野7-2-1●構成人員:男性4名●メンバー年齢:平均22歳●結成:2020年4月●テーマ歴:1件目●本テーマの会合回数:15回●1回の会合時間:90分(時間内)こんな事例です姫路獨協大学における社会人基礎力養成プログラムの一環として,地域が抱える問題を解決するフィールドワークにQCサークル活動を活用して,目的を達成した事例です。大学・サークル紹介私たちは,姫路獨協大学の人間社会学群に在籍し,1,2年次は社会人基礎力養成プログラムの一環として,問題や課題を見つけて解決するための技法などを学びました。そして,3年次は,地域や企業が抱える問題や課題を解決するフィールドワークに取り32QCサークルNo.736テーマの選定たかた菜園は,アイガモ農法によりレンコンを栽培しています。調査の結果,繁忙期は年末年始であり,大晦日まで休まずに出荷作業に追われることから,私たちは髙田家の正月休みを守るために,出荷作業の改善に取り組みました。7月から,現地調査と作業体験を行い,4件のテーマを候補にあげました(図・1参照)。テーマ重要度(a)緊急性(b)実現性(c)総合(a×b×c)距離の改善(畑から洗い場など)作業場工程の仕事時間の短縮害獣から合鴨を守る洗い場でのレンコンの洗い作業の改善図・1テーマ選定マトリックス図たかた菜園での聞き取り調査の際に,「作業場での出荷作業の進み具合を確認しながら洗い場の作業を行う」という話をうかがい,作業場の効率化が進まない限り出荷量は増えないと考え,評価点が最高点の2項目のうち「作業場工程の仕事時間の短縮」に絞って,問題解決をはかることになりました。現状把握と目標設定作業場の各工程の所要時間を計測した結果,一連の作業を終えるのに10分33秒,1袋当たり1分46秒を要していることがわかりました(図・2参照)。