QCサークル 2022年2月号(No.727)


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図・1アルコール飲料種類別売上金額連載講座2022年上期テーマQC七つ道具を極める!連載講座「QC七つ道具を極める!」小委員会メンバー委員長:山内高委員:綾野克俊,石井英行,恵畑聡,久保田智広,福丸典芳第2回「層別を極める」~問題を見つけるには,まず分けてみることが重要~層別の誤解(その1)~分けるのは何のため?~◆お酒の製造販売メーカーに勤務する江口さん。コロナ禍の中“家飲み”需要が増えていることから,アルコール飲料の売上げを伸ばすための方策を検討するよう上司から指示されました。そこでまずは直近1ヵ月の販売実績データを販売部より取り寄せ,状況を分析してみました。累積比率806040200(%)100ウイスキーワインチューハイ清酒焼酎ビール類n=41,340調査期間:2021年7月1日〜7月31日作成者:江口49%(千円)40,00035,00030,00025,00020,00015,00010,0005,0000売上金額江口さん:「まずは,何が売れているかデータを確認してみましょう。コロナ禍では,どんな種類のアルコール飲料が,好まれているかしら」●江口さんは,アルコール飲料の販売実績データを種類別に分け,その売上金額からパレート図を作成しました(図・1参照)。江口さん:「やっぱりビール類が一番売れているのね。でもビール類の中でも,最近は値段が安い発泡酒や低アルコールビールの売行きがいいって聞いているわ」●そこで江口さんは,ビール類に区分けされたデータをさらに分けて,その種類別販売比率を円グラフで表してみました(図・2参照)。江口さん:「家庭用缶ビールの売上げが一番多いわね。各社の主要ビール銘柄に焦点を当てて,より売上げを上げるにはどうしたらよいか検討してみましょう」新ジャンル31%家庭用缶ビール41%発泡酒13%業務用ビール15%図・2ビール類種類別販売比率222年2月号55


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